Air構築レポート(USB2.0 HDD)


02/05/19

 Airはメインマシンであるので、きちんとデータのバックアップを行いたい。
 Airの構成にRAIDはあるが、ミラーリングではなく、ストライピングなので、RAID自体はバックアップに
 全く貢献していない、というよりは、むしろデータ破損の確率を高めているともいえる。

 もともと私はHDDのバックアップを必ずとっている。
 実際バックアップしたファイルに助けられたこともある。

 ということで、メインマシンがRaからAirに移行したので例に漏れず、バックアップをとる環境も構築したい。
 私はむかしからHDDのバックアップはHDDにとっている。
 新しいHDDを買ったら、それまで使っていたHDDをバックアップに、という感じだ。
 当然新しく買ったHDDのほうが、大容量であることが多いのだが、データだけバックアップすればいいので
 半分以下の容量のHDDで十分だった。

 まぁ、そんな感じで、私にとってHDDがバックアップメディアなので、今回もやはりHDDといきたいところだ。
 ところでなぜバックアップメディアにHDDにこだわるのかというと、
 一昔前ならMO、最近はCDーRW、現在ではDVDなども選択肢としてあげられるが、
 どれもリムーバブルかつメディアの手軽さがあげられるが、HDDにはそれ以上のメリットがある
 高速、大容量、操作性だ。HDD to HDDなので、高速で、大容量、それでいて
 ふつうにファイルコピーする感覚でファイルを扱えるし、メリットがたくさん。

 いつもだと、メインHDDの容量に対して、それまで使っていたHDDは半分〜1/4程度の容量があるので
 なにも考えずにそれを使うだけなのだが、
 Raに使っているHDDは2台でその容量は1.7Gと4G、約3年ほどのブランクでこの容量差
 AirのHDDは60G、はっきりいって、全然足らない、それ以前に、RaのHDDはSCSIなので、論外なんだけど。

 よって、HDDを新調しなくてはいけない。
 そしてもっと重要なことがある。
 Airには3rdHDDを収納できる場所がない。
 もともとそういうことを考えていなかったので、まぁ、設計ミスともいえるが(笑)

 空間がないわけではない、FDDフレームの中にはHDDくらい入る隙間はあるし
 電源ユニットの下にも空間はある。
 よって、空間的な問題はとりあえずなんとかなるのだが、それ以上の問題が2つ。

 ●1つ目はその2つあるHDDが収納できそうな空間までケーブルが届かないこと。
  そもそもIDEはプライマリもセカンダリもCDDが一つずつ使っていて、
  ケーブルの長さ的に、CDDを一本のIDEケーブルで接続できないのだ。
  ということで、2つのCDDはそれぞれスレーブを使っているのでマスターにHDDは接続できるのだが
  当然スレーブのコネクタからマスターまで15cmしかないので、その15cm以内にHDDを収納するスペースがない。
 ●2つ目はHDDの静音化としてSmartDriveを使っているので、場所を確保できたとしても
  3rdHDDの静音のためにSmartDriveをもう一つ確保しなくてはいけなくなることだ。

 この問題点を解決するために、悩んだ結果、外付けHDDという方法を思いついた。
 外付けHDDなら、バックアップ時以外は外付けHDDの電源を切っておけばいいわけだから、静音問題は解決
 外付けだけに、Airのある引き出しの外に配置することもできる。
 これまで外付けHDDというと、SCSIのHDDが一般的だったが、ちょうどAirを構築する頃から
 USBを高速にしたUSB2.0という規格のデバイスが世の中にでてきた頃だった。

 USB2.0ならSCSIケーブルを引き出し外まで引き回すにも手軽だと思えるし
 もちろんマザーボードはUSB2.0に対応していないので、USB2.0 のI/Fも購入することになる
 ふつうにIDEHDDを一つ買うことを考えると、かなり大きな出費、2倍ちかくなる。
 使わないときは電源切っておけることや、問題点すべてをクリアするので、まぁ、いいかという気持ちになる。

 まぁ、USB2.0はUSB1.1の20倍近い高速化が図られているかとかも非常に興味深いところであったので
 USB2.0 インターフェースと、USB2.0対応外付けHDDを購入することにした。 

 購入しようとしたのは、あいかわらずお世話になろうかと、つきあいの長いアイオーデータ
 HDDは30G、40Gと60G、80Gがあった、80Gは割高。よって値頃感がよいのは40か60。
 60Gに対してのバックアップなので、40でも十分かとおもいきや、
 60なら丸ごとバックアップがとれるなーという感じで、60をチョイス。
 なにも考えずに、同じアイオーのI/Fのほうが面倒がなさそう、ということで、I/Fもアイオー。

 USB2-PCI と HDA-i60G を購入。 購入したのは 2001年12月
 税込、約27000円でした。内訳:HDDが23K円、I/Fが4K円

 次回はこのUSB2.0 HDD の実力のほどをレポートします。


02/05/21

 ちなみにバックアップにUSB2.0 HDDを使う以外には、100baseLANでバックアップマシンを立てて
 LANでがんばって転送するということも考えたが。理論値100Mbpsと理論値400MbpsでUSB2.0のほうが
 理論値でも4倍速い、しかしこの理論値というのはなんだかとんでもなく曖昧なもんだ。

 えーとUSB1.1のフルスピードモードで12Mbps。USB2.0は1.1の33倍も速いことになる。
 とはいえ、実効値なんて理論値の半分程度というのが、世の中の相場みたいなので〜
 いや、私が勝手にそういう法則にしているだけだが。

 ATA100HDDは100Mbyte/s、それぞれをMByte/sにMbpsも換算してみた
 ついでに関係ないものも参考にいろいろ一緒に拾って表にしてみた

 ATA133   133 MByte/s
 ATA100 100 MByte/s
 Wide Ultra2 SCSI (SCSI 3)  80 MByte/s
 ATA 66 66 MByte/s
 USB2.0(HiSpeed mode) 60 MByte/s
 IEEE1394a 50 MByte/s
 Ultra Wide SCSI (SCSI 3) 40 MByte/s
 ATA 33 33 MByte/s
 Ultra SCSI(SCSI 3) 20 MByte/s
 Fast Wide SCSI(SCSI 2)

20 MByte/s

 100BASE  12.5 MByte/s
 USB 1.1(Full Speed mode) 1.5 MByte/s
 10 BASE 1.25 MByte/s
 ADSL8M 1 MByte/s
 ADSL1.5M  0.187 MByte/s
 MODEM(56K)  0.007 MByte/s

FastWide SCSIとか個人的には久しい規格など、調べて懐かしがりながらいろいろ書いたら
結構な量になってしまった(笑)しかもなんかちゃんと調べてたらすごい時間かかった。

とりあえず、そんな感じで
外付けHDDを導入する際に、外付けHDDに使われる主なインターフェースは、
IEEE1394a、USB、SCSI-3 が主になる。
このうち、SCSI-3は速度的な面で評価すると、一番最適といえるが、I/Fは高いし、SCSIのHDDも割高。
結果出費は一番高くなってしまう、

IEEE1394aとUSBはHDD以外にも周辺機器がたくさんある、それでいて、
USB2.0はもちろんUSB1.1としても使えるので、山ほどあるUSBがそのまま使える。
そんなのUSB1.1のコネクタがマザーボードにあるんだから、と思えるのだが、実際には
USB2.0の方に1.1機器もつなげてしまえば、「割り込みが減らない」というメリットになる。
ちなみにAirの割り込みは、PCIの割り込みを重ねずに割り当てて、ちょうど残り1個。
だから今回は割り込みのことは気にしなくてもいいわけだが…

一方IEEE1394aにすると、USB以外の割とメジャーになりそうなインターフェースでもあるので、
今後、IEEE1394aとUSBと両方使える、という環境を構築できる。
当然USBは1.1のままなので、USB2.0機器をつなぐことがあったばあい、USB1.1な12Mbpsまでしかでない
しかしUSB2.0機器は遅くてもいいならUSB1.1としても使えるので、「とりあえず使える」というメリット。

各対応HDDを見ると、若干IEEE1394a対応HDDよりも、USB2.0対応HDDのほうがが多いようだ。
そのへんのスタンダード具合で、USB2.0がいいかな、とも思ったのだが、
さて、どっちに決めるかと悩んで、そろそろ決定しよう、という寸前で、すごい盲点を発見。

Airはご存じ、引き出しなために、ケースを引き出しとして引き出すための、引き出し内部のケーブルの余裕と、
ケース外までケーブルを引き出すために必要なだいたいの長さに約1m必要だ。
たいていこういう外付け周辺機器に付いてくるケーブルは1m、長めで1.5mだろうか。

まぁ、どっちにしろ、3mくらいのケーブルに買い換えればOKという解決方法なのだが、
USBの場合、HUBをを使って中継できるので、そのへんの取り回し便利。
当然この場合、HUBもUSB2.0に対応している必要はあるんだけど。
引き出しの外に出すケーブルも1本少なくできるわけだし、HUBで取り回しにも便利そうだし
という経緯で、USBのHDDに決定したのでした。

02/05/24

そしてその実力はいかなるものかと、HDDの速度を測るために、
HDBENCH(ver 3.3)を用いて、100MByteのread & write を計測した結果をもって報告

まず、マザーボードのUSBポートに、USB2.0のHDDを接続、
マザーボードはUSB1.1なので、自動的に転送速度の上限は12Mbps。実効値はもっと低いんだろうけど。

Read 745 Write 688

結果はごらんの通り、半年使い込んだ状態での数値なので、新品だともう少し高い数値が出ると思う
まぁ、実際の使用に則した数値だと思えば、良いでしょう。

しかし、5年前の超遅いHDDですら、5000前後はでるので、もうマスストレージとしては致命的な数値…
デジカメのように数MB転送するだけならこれでなんとかなるんだろうけど。

ということで次は USB2.0 の I/Fに接続、同条件で、再計測。

Read 12067 Write 11780

15〜16倍速になった、ATA33のHDD の父マシンで read 約18000、write 10000なので
まぁまぁといえるだろう。
実際10000を越えるとHDDとしてそれほどストレス無く使えるという感じだ。
最近のATA100 HDDとかでは 2万〜3万ぐらいの値がでるので、ちょっと遅めだが
USB2.0だけにメインHDDということもないだろうし、データのバックアップやデータドライブとしては
まぁ良いんじゃないだろうか。

この後、不具合とその解決、安定&高速化するが、話が長くなったので、分割します。


 

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