まぐろぐ/「Supercell/まじめに変なケースを作る」 Supercell/まじめに変なケースを作る


Supercell:3


一気に進むよ~




■フレーム
M/Bベースを固定で取れない状態でだとM/Bベースを柱にして作れるので強度が出せるのだけど、実用面もまじめに考えて取り外し可能にした。
そうするとM/Bベースを取り外したときのフレームの強度が恐ろしく低いので、その辺を考えた構造になってる。これでもギリギリで、このへんの構造はもうちょっと設計に時間かけて練り込みたかったところでもあるんだけど、短期間で作らないといけなかった制約上いろいろ端折た都合により云々という感じで・・・今回のケースはいろんな面で時間的な制約で割り切ったところがあった。





■制作中斜め後ろと合体中
★写真左)右斜め後ろ側からの撮影
写真フレームとM/Bベースの合体中。この方向からM/Bベース(電源付)をどーんと挿入して合体する。まだ正確な固定位置を確定させてない状態。
設計的には位置は決まって居るんだけど、誤差的なズレがあるかもしれないので様子見しているところ。
ざっと見たところ誤差1mmもないんじゃね?ってくらいで自画自賛モード
電源はM/Bベースに固定されています。


★写真右)正面むかって左側の側面
電源まわりのケーブル、背面ファン、HDDx2の配線
5インチベイの後ろの配線等にアクセスする用に設けられた扉。
扉にHDDx2自体が取り付けられる
ここの空間が三角形で勝手が悪いのだけれど本当は上手く配置すると3台はいるスペースなのだけど、あえて2台にした。
2台だと扉に固定できて扉を開けたときにHDD自体が出てくる状態になるので、ネジを回しやすい感じになっていて、実際のメンテナンス性を優先させた感じだ。
というか最初から2台しか使う予定ないんで問題ないというか。



■ケースの仕様とか。
作ろうとしているケースの条件は
・アクリル(透明)
・ATXマザー&ATX電源が使える
・幅と高さはあってもいいから奥行きをへらす目標値320mm以下(ケーブル装着時の実奥行値)
・拡張性はそれほど要らないので 3.5インチ x2 5インチ x2 とする


拡張性が無い透明アクリルケースで地味なので、何か特徴的なところがほしい
↓透明なら中が見えるから、せっかくなら何かパーツを見せる独創性のある配置はできないか
↓どのパーツを主に見せる配置にするか、やっぱりパーツとしてはマザーだろう
↓マザー見せるケースで平置きはまな板、とくにアクリルとなるとJULESがあるから劣化類似品なんて作りたくないので違うのがいい
↓見せるべきはやはりマザーの盤面だろうから盤面が見えるやつ
↓盤面を正面になる配置だとI/Oパネルはと横か縦に出る
↓ATX配線を下か上に出すと、M/Bが横になるので幅が 300 を超えてしまうのでM/Bは縦に。
↓M/Bが縦だと配線は横に出るが、見た目的に配線は横に出したくない。
↓横に出したくないからM/Bはやっぱり側面設置で、でもM/Bが見える様に、M/Bの対角になるケース角を無くして斜めの三角ケースだ!。
↓斜め前から見るのはM/Bがよく見えるけど、正面からだと実際の配置は普通とかわらないのでなにか面白くない、あとなにか欲しい
↓M/Bを斜めにしよう!横設置の斜めはDC-ACPC4/Bがあるけど縦はないんじゃないかなあ、変でイイ!この方向でいこう


そんな「他にないから」というほとんどネタ状態でM/Bが斜めに配置されたケースを作ることになった。


でも実際単なる1発ネタをするためにケース1つ作れるわけもないし、作ったケースは職場で使わなければならないので、ネタ全開ケースは作れない。
だからM/Bが斜めでも、ケースとして普通に使える実用性を兼ね備えた、変だけど実はケースとしては実用上問題ない個性的なケースというあたりが着地点になる。



そしてフレームとM/Bベースが合体して
いよいよ(?)このケースの目玉である




■M/Bの斜め配置。
これはまだM/Bベースの位置を確定させてない段階の写真。


これはなんといってもケース内がよく見えるには、ケース内の何を見せるのか、という感じで、マザーボードを見せるケースとして設計されている。
M/Bの位置や可視性を第一に考えられているケースなので、
M/Bがよく見えるように、視界を遮るようにケーブルや、他のパーツが配置されないようになっている。そのうえで、M/Bが斜めというケース内部空間の使い道としては激しく無駄な事をしているのだが、そのうえでも、実用上問題のない、ミニタワークラス程度を想定して、PCIカードは8800GTクラスの長いビデオカードが刺せる26cmまでOK(9800GTXクラスの長いのは無理)
CPUファンは忍者が入るほどの余裕を考えてあり、性能的な面で引けを取らないようにきちんと計算した配置になっている。
そのうえで、配線は斜め後ろにでることによって、実設置時の奥行きが短くなるようになっている。たとえば奥行き30cmのケースだとケーブルの空間が詰めても5~8cmくらい必要になるが、このケースの場合、なんと斜めにケーブルを出しているという点と、少しケースに入った位置からケーブルが出る事で2cm程度の奥行きで済むようになっている。この辺の折り合いを付ける位置取りが設計上、もっとも慎重に空間を考えた所だ。


一見思いつきのようなケースだが(おもいつきだけど)設計そのものは
結構まじめに作っているケースだ。