まぐろぐ/「Air/S [完成] 白いアクリル立方体PCケース」 Air/S [完成] 白いアクリル立方体PCケース


■Air/STRATOSPHERE:13

白アクリル立方体PCケース完成 →まとめページ


ラストはフロントパネルをくっつけて、フレームとガワを固定するネジ穴を開けて終了。写真は写りの問題で、ネジ穴開ける前に撮影した奴だが、それだけの違いなので問題無いかな。


ATXマザーとATX電源が使えて、
5インチベイ4個搭載してて、
エアフローが前とか下で吸って後ろに排気して
静音の為にHDDと電源とCPUとビデオカードのエアフローが全部別で、でも体積はなるべく小さくして(木箱比)
デザイン的にフロントパネルが、光学ドライブなんてUSB接続だからケース側になんもなくていいから、
「デザインがない」というくらいシンプルな感じの白いアクリルケースが欲しい。
キューブ型が良いが、へんな奥行きが長い直方体でキューブとかいう嘘キューブじゃなくて完全な立方体がいい。


そんなPCケースは無く、自分で作るしかなさそう。ということで作ってみました。
 
白いアクリル立方体PCケース、STRATOSPHERE が完成しました。
ぴかぴかのつるつるで、うはうは。


フロントパネル見せた時点で、ビジュアル的なネタは尽きるので、実は前回語らなかったが
フロントパネルは
白→乳白→絵(紙)→透明板と書きましたが実は
白→乳白→紙(紙)→集光板(バイオレット)なのです。
だから何よ、って言わないでね・・・フロントパネルのエッジが青紫に光っているのが分かるでしょうか。

右の写真が普通に電気付けてる状態で撮った写真で、一応完成としての写真で、左の写真は撮影用にわざとほんの少し暗くして光の当て方を変えて、意図的に青く見える様に撮ったのですが、肉眼では右の明るさで左の様にはっきり青く見えます。


ちなみにアクリルの集光板っていうのは、ブラックライトに反応する板ですUV板とか言う場合もあります。
フロントパネルの厚さは、白板3mm→乳白板2mm→紙(絵)→集光板2mmで、約7mmです。


デザイン的には、あくまで通常蛍光灯照明下でエッジに透明感のある色を持たせる為に使ったという、少し贅沢な使い方をしました。
なぜ普通の蛍光灯でエッジが光るのかというと、普通の蛍光灯に紫外線が含まれているからです。蛍光灯の紫外線下で光る色合いを計算に入れて、こんな感じに作りました。だからえーと、部屋を真っ暗にして可視光無しのブラックライトだけ当てると、
 
このように集光板だけが光ります。写真撮るためにこの状況を作ったけど、自分でも初めてやったので、なんか不思議な感じ。


そんな感じで、何の主張も無いケース唯一の特徴的な部分でした笑
本体そのものは極力シンプルに、デザインが無いというくらい主張のない事がデザイン、そんなシンプル。無印良品好きなのねん。


ずっと使いたいつもりなので長く使えるデザインを考えて、そのシンプルが活きる、絵によってデザインを替えていける要素を思いついて・・・ってかんじで。この絵自体気に入ってるしのでたぶんそんなに替えないと思うけど。


おまけ画像1

人それぞれ、自分だったら、あんなデザインを貼り付ける、こんなイラストを・・・・こんな写真を!!みたいに自分だったら、これを貼るな~っていう画像や写真とかあるはず。そんな想像をしたら私の勝ちです(違


あと、アクリルを選んだのは、アクリルの持つ深い艶に魅せられたというのが理由ですが、それに伴った話として、仕上がりの綺麗さだった。
自分の技術で、一番綺麗に仕上がりをよくするにはどのような素材で、塗装等も含めた見た目の仕上がりをを考えた結果、あえて「塗らない」という事を選んだ。
塗らずに済む素材で、自分で加工が可能な物で、綺麗に仕上がる、という事でアクリルを選んだ。ぴかぴかのつるつる。正直自分でイメージしていたよりぴかぴかつるつる。ステキ


以下ドウデモいい風味な細かいお話だらだら。


立方体にしたのは、実はなりゆき。私はディスプレイ横にPCを置かないけど、液晶でディスプレイが奥行きが減ったのに、フルATXケースは未だに45~55cmとかある、ということで、幅が増えても奥行きを減らしたい、というのがあったり、パーツを減らさず、ATXにこだわってやると、自動的に奥行きを減らすと高さか幅が増える。どっちが増えるにしても、あまり極端な形は、ケーブルが届かなかったり、エアフロー的に長すぎると静圧が高くなったり、空間の利用効率も悪くなる為に、結局の所箱形になる。排気した熱い空気をまた吸気しない様に、吸排気はあちこちに付けずに前から後ろにストレートな感じで。
熱と静音のの都合で、複数のエアフローを持たせる仕様だったので、自動的に今の様な感じになる。あとは構造ありきで作っていたので、全体の形は考えずにパーツ配置だけ考えていたら少し縦長い直方体だったのだが、どうも正方形の方が好きみたいで、キューブ系の四角い感じを意識し始めて、だんだんエスカレートして、完全な6辺が同じ長さのまさに正方形を作る事を念頭に設計する。4エアフローという基本設計を崩さず、正方形前提で設計するとパーツ配置に無駄があったり、メンテナンス性が良くないとか。
すべての条件が満たされる、ある意味現在私が考えている最高のケースを実現すべくパーツの配置を考えていく。基本的なパーツ位置が決まったら、それを固定するために現実的に可能な構造の固定方法で、さらに掘り下げて作っていく。


設計段階で1mm単位まできっちり作っておいたので、作成は楽できた部分もあった。作りながら寸法考えたり変えたりしなくて良いのと、精度を高めて寸法通り作ると、寸法通りに切削して作った材が綺麗にハマる快感。
あとは接着時に傾いたり捻れてしまうのに極力気を付けて作った。とはいえ、360mmもある物だと。たった 0.1度の角度が付いただけで 0.5mmもずれてしまう。4つの柱が別方向に0.1度ずれるだけで1mm近くずれるわけで精度的には、こういう小さなズレが積もって最終的に計0.8mm程の寸法誤差が出た。ガワはそれを修正するように1mm増やして360mmから361mmで作って合わせたが、精度誤差が1mmで済んだのでよしとする。私の工作としては、自分としては過去にない程、高精度に作り、一応想定通り位の目標値が出て満足のいく出来。さすがに何カ所か作りが甘い部分もあったりするが、甘いといっても精度が0.2mmずれているとかなので凄い精密に作ってあるんだけど、人間の目ってなかなか凄くて、その0.2が見えるんだよねえ・・・。


イメージ的な仕上がり目標は仮に欲しい仕様を満たしていたら、自分が買っても良いと思えるくらいの物を作る事だった。完璧とは言えないけど、非常に満足


エアフロー的なコンセプト自体は、3年前木箱を作ったときの反省点として、木箱完成の1年後ビデオカード買い換えに伴って、ケース内部の熱が多くなったのと、木箱の欠点でケース体積が大きいのでファンの静圧不足を知り、排気を増やす事で一時的な解決を図ったものの、根本的にはケースそのものを作り直さなければ解決出来ない問題であることを認識した時点が最初。2年前の秋頃。この辺から脳内構想を始めた感じで・・・ファンは低回転か前提なので、ファンの静圧は上げずに冷却はこなす、静音に特化したケース作り。つまりケース内部の圧力損失を減らす為には、やはり極力まっすぐにかつ短いエアフローが必要。


CPU、VGA、電源、HDDの熱源を4ブロックに分け、それぞれが別の吸排気がある独立したエアフローを持ち、一つあたりのエアフローが放熱しなければならない熱を減らし、低回転化されたファンでも効率よく廃熱できるような構造を目指すという感じに大まかな案が固まった。
内部がごちゃごちゃちゃするのが嫌なので、水冷はしない。メンテナンス性を損なわない構造が必要


静音としては、究極の無音レベルの静音を目指すつもりもなく、12cmファン500rpm相当に合わせて作ったので、音はしますがかなり静か。性能を落とさず、体積も増やさないず、体積が増えすぎると、やはり見た目的に美しくない上に、中途半端に大きいのもメンテナンスしづらい。


そんな条件下で色々思いつくままに、可能な限り全ての条件を満たすように1日2時間くらい(大体平均)かけながら2ヶ月ほど基本設計案を練りまくった。
おまけ2
 Sckechupでこねくり回してた2ヶ月の流れ的な・・・
 



おまけ3
 数えてみたら、アクリルのみで182枚で構成されていました。
 
 って思ったら、あとから1、2階の設計に無い位置合わせの突起や、ガワ裏のフィンの隙間埋めと
 スペーサー作ったのとかで5+9+4個追加で、 アクリル部分だけで計200アクリルで出来ています。自分で言うのもなんだが、よくこんなに切削したな…


約二ヶ月にわたるアクリルPCケース制作レポートはこれで終わりです~。
これから制作にあたって散々散らかしまくった部屋を片づける最後の作業が残って居るんだ・・・。