好きな音楽ジャンルはPOPS、ロックを主として、クラシックからアニメソングまで、結構雑食な気がする私ですが、今回はゲームミュージックとかのあたりを。
ピコピコ音的なゲームミュージックも好きなのですが、私はどちかというと、ゲームミュージックは、メロディラインがはっきりしていて聞きやすいという、曲構成の好みが一致しているから、ゲームミュージックが好きなのです。なのでアレンジバージョンなどは大歓迎で、むしろ昔の曲であればあるほど、アレンジサウンドのアルバムを好んで聴いています。音ではなく曲を聴いているということになります。逆に言うならば、いままで数多くの曲を聴いてきたなかで、勝手に自分が分析したのでは、メロディが覚えづらい交響詩アレンジとかはあまり好きではない事も判明しています。よくアレンジというと交響曲化みたいなのがあったのですが、そのせいで、ゲームミュージックのアレンは好きではないという誤解をしていた時期もありました。アレンジが嫌いなのではなく、そのアレンジが嫌いなだけなんだけど、そんなあたりまえの事に気づくのに数年かかりました。
また、最近のゲームは、音源が優れているおかげで、ゲームの音というのを意識する必要が無くなりました。
要するにゲームの音源による音の制約、同時発音数なども考慮することなく曲が作れるため、逆に、ゲーム特有のいわゆるゲームミュージックといわれるジャンルの垣根があいまいになっています。
あえて仕切るのであれば、レトロゲームとよばれるたぐいの、PSG(ファミコンみたいなの)やFM音源などで構成されている音楽などを言うのでしょう。音的な制約がなくなってからは、アニメや映画のサウンドトラックなどとあまり内容的に区別がないと思います。
どんな曲調が好きなのかというというと、歌がない曲の範囲では「ニューエイジ」が好きです。でも一般的なジャンルではないのでヒーリングミュージックという枠でごっちゃに扱われますが、ヒーリングミュージックは若干はずれます。あんころ餅とおはぎくらい全然違います。
なんか最近ニューエイジ系の音楽を模索していると、結局私の原点というか、肌色が合うのは、ファルコムのニューエイジミュージックが一番好きだと言うことを再認識しました。
何故かはわかりません、ベースになるメロディーラインが好きなのか、作曲:編曲の藤澤道雄が好きなのか。藤澤道雄の作曲のゲームの原音での曲を聞いても特に感じない物もあることもあることと、
藤澤道雄が作曲・編曲を手がけたNewAgeMusicは今のところすべて良いと思えるので、ようするに「藤澤道雄なNewAge」が私的にヒット確定なわけです。ゾーン狭いなぁ
15年以上経っても、未だに「雨のウィークエンド」というソーサリアン「竪琴」という曲のNewAgeアレンジが大好きです。いろいろなサウンドトラックからゲームミュージックまでいろいろ聞いてきましたが、歌のない曲では、この曲が今でも一番好きです。
好きで好きで、紅茶飲みながら真剣にこの曲を聴いて悦に入るのがもうなんというか最高の贅沢だなと想います、言葉で表現するならば、心が潤うんです。想いはおいておいて、曲だけすらも人に伝えられないジレンマ。この曲は原曲がほとんど残らないほどのアレンジで、かつマイナーなので、他人にこの曲が好きなんだと口頭で伝えても伝わらないという悲しさがあります。しかも原曲の竪琴という曲も別に原曲はどうということのないものなのでソーサリアンをやりこんだ人しか覚えてないような曲のはずです。
っていうか、私自身はソーサリアンをプレーしていません。ソーサリアンは私たちより上の方の世代だった気がします。おっかけで遊んだ人はいるんでしょうけど。
その他にも、この手の曲調のCDや、ファルコムの別アレンジを模索しましたが、どれもストライクゾーンに入る物はあれど、微妙に違うわけです。
しかもこのNewAgeアレンジは、アレンジアルバム野中に1、2曲入っているか程度のものなので、数が少ない。しかもCD自体はもう、当時のようなfalcom全盛という時代でもないので、CD自体が発売されない、でても基本的にはオリジナルサウンドトラックだったり、ちょっとしたアレンジだったりなので、もう新しく手に入らないというのが非常に残念だと思います。
それで、暇があると毎度ファルコム全盛のCDを大量に発売していた(1990年頃?)頃CDのCDを中古なんかであさっています。ゲームを知らないのに、気に入れる曲っていうのは、ゲームそのものの思い入れによる贔屓的な評価が無いわけで、純粋に曲として好きなのだと思えます。
こう書くとゲームミュージックが好きじゃないと誤解されそうですが、ゲームミュージック、いわゆるピコピコなPSG、ファミコンサウンドも大好きです、あれはあれでまた一つのジャンルなのではないでしょうかね?レトロゲームミュージックというジャンルと勝手に定義しておくとして、これらは、音色も同時発音数も制限があるわけで、そのなかで、必要な音を厳選して、無駄をとことん省かないと曲にならないので、ある意味ごまかしのきかない、洗練された素材勝負的な、計算された芸術品ともいえるのではないでしょうか。
私の好みからすると、ニューエイジに近いところでは、フュージョン、ジャズ、クラシックもイケるハズなんですが、今のところ一部のクラシックしかアタリが無いんですよねぇ。ジャズはめちゃくちゃ大好きな雰囲気もあるのですが、同時にまったく受け付けない感じのものもあって、ジャズの中でさらにきっとジャンルを細分化すると、そういうのが好きなのかが判明すると思うのですが、どういう方向性を探せばいいのかがわからず、なんとなくあきらめムード。POPSでジャズちっくなのは結構好きなので、そういうのがどういうジャンルなのかわかる人がいたら教えてください。
そんな感じで、私の中ではゲームミュージックというジャンルというものはあまりなくて、ゲームも、映画・アニメのサウンドトラックも一緒になっております。
昔は、音源の違いから、あきらかにゲームミュージックというジャンルが存在していたはずなのですが、最近の高性能な音源で作られた、ある情景を表した曲があったとしたら、それがゲームの曲であるという事を知らされずに聞いたら、もう分からないはずです。
あぁ、長々書いていたら、収集つかなくなってきた(笑)
要するに何が言いたいのかというと、今の時代、ゲームミュージックというジャンル分けに何の意味があろうかという事、良い曲は良いのだから、皆聞け、的な感じでしょうか、そんななかで、特にニューエイジ系が好きです、という話。
ゲームの曲だから古いアルバムを物色しているのではなく、好きな雰囲気の曲だから、物色しているのであって、そこにおいて私の中ではゲームミュージックとして聞いていた音楽が、10年以上好んで聞いていたら、既にゲームミュージックという概念が私の中で存在していないと言うことをふとおもったので、書いたのでした。
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ファルコムのニューエイジは「わかりやすい」と思います。そもそもニューエイジは耳になじみやすいジャンルのひとつなんですが。
クラシックは私も苦手ですね。
グルーヴ=一定のノリ、みたいのが無いからでしょう。ただ、映画音楽に関してはいまだにクラシックは外せないと思いますし、これ以上観客の感情を巧みに操れるものは無いと思う。でもクラシック単体では全然いいと思わないから不思議(笑)
ファルコムは一時期、CDを乱発していたので、中古は手に入りやすい部類ですね。
秋葉原などにいくと、だいたい、セガ、タイトー、ファルコムくらいに棚が分かれてるんですが、セガとタイトーは1万円を超える値段がついてる物すらありますが、ファルコムは平均価格が1桁から2桁くらい安くて複雑な心境です。
ゲームミュージックという概念は、現在はもうほぼ存在しないでしょう。
出典がゲームであればゲームミュージックであるというくらいの意味しかないです。
しかし、ゲーム音楽がゲームマシンの音源で鳴っていた時代には、明らかに音楽の方向性としてのゲーム音楽がありました。
それは単に、音源が違っているということにはとどまりません。ハードの制約というものは、曲そのものの作りにも、大きく影響しているのですよ。これは音源が古い時代になるほど顕著です。
その音源に音源に特化した作曲技術、ハードの制約を打ち破るために生まれた巧みの和音技術、波形技術みたいのがあるんですよ。
それこそが「ゲームミュージック」でした。
と考えると、現在、ゲームミュージックというものは存在しません。
そういう技術に目をつけたごく少ない人たちが、チップチューンというジャンルで、自分の音楽と融合して消化しているのを見かけるくらいです。
まあそのひとつが、以前私も紹介していた「YMCK」だったりするんですが。
ピコピコサウンドを芸術品であるとまで言っていただけるなら、ぜひYMCKを聴いてほしいですね。
まさに、ピコピコサウンドを魅力的に聴かせるための技術がふんだんに盛り込まれています。
ただ、ももしんのことなので「歌詞の意味がわからん」て言うと思いますが。
ほんとにストライクゾーンが狭いので、なかなか物を薦める気になれないぞ(笑)