パーツ購入(6月)。DDR2の縛りがあると、こんなにも陳腐化した構成になってしまう罠。ビデオカードは補助電源なし&ワンスロット最強?チップ面で吸って前方に排気するという、使いづらい仕様のクーラーがネック。
2010/11/21(Sun) 01:04:55 [ No.1416 ]
ボール紙とダンボールで作ったモックアップにパーツを置き、干渉がないかチェックしました。
基本構造はピザボックス中央ににマナ板が立ち、下段の立方体を構成する前面/背面のケージ、上段の立方体、という分割になります。上段の立方体を突き抜けたマナ板に長穴を開け、取っ手にします。
構成は立てたマナ板のオモテ面にマザー、背面下部にPSUを縦置き、同上部に5インチベイを縦置きで1つ、ピザボックス内にも5インチベイ1つ(3.5ハードディスクのリムーバブル)と、ピザボックス側面にスイッチ類やUSBポート等を仕込みます。
2010/11/21(Sun) 01:06:03 [ No.1417 ]
「本当にこのデザインでいいのか」という思いを振り払い、Illustratorで書いた設計図のレイヤーをバラして各パネルの図面をつくり、前回同様ネットのカットサービス屋さんに注文しました。13,000円。失敗を考慮して複数枚での見積りも取ったけど、段取りとか関係ないのか、同じ単価でした。
すごい精度、こんなに柔らかい木材(杉レイヤ材)を、よくも1mm以下の誤差で切れるもんだと、関心しきり。
2010/11/21(Sun) 01:06:49 [ No.1418 ]
ホムセンで揃えた桧角材を加え、基本骨格を組み上げてみる。上段立方体は設計よりも高く作り、より正立方体に近くし、「オカモチ取っ手」を半埋めにしました。ピザボックス底面とPCIブラケット反対側、上段天面に9cmファンが付きます。上段立方体の各側面と下段正面に透明アクリルをスライドインします。作業中に摺り合わせとかしてると、取りにくいホコリが付くので、各パーツにはラップを巻いておきました。
2010/11/21(Sun) 01:07:33 [ No.1419 ]
基本構造完成。底板260×260mm、高さ480mm。
2010/11/21(Sun) 01:08:25 [ No.1420 ]
桧角材でバックパネルホルダー、SSDホルダー、PCIブラケット固定具、VGAダクト(後述)を作ってみる。
もうこの辺は素材を摺り合せながらアドリブで。ハメ殺しを避け、あとからちゃんとパーツだけ取り外せるようにしておく。
システム用のSSDはホルダーに納め、引き出して取り外せるようにしました。筐体側のコネクタは固定されていないので、リムーバブルという訳ではありませんが、狭い空間での組み込みと接続には有効かと。下段ケージを付けるとそれがストッパーになり、不意に出てきたりしないようになっています。リムーバブルを下から冷やすためのファンは殆ど接地してしまっているので、スリムタイプのファンが入るように作り直しています。
2010/11/21(Sun) 01:09:06 [ No.1421 ]
だんたん作業が細かくなってきた処で、初挑戦技法「突き板」工程に突入。組み終わってからの貼り込みがキツい部分は角材の段階で突き板処理し、形が大雑把な部分や後から部材の追加や加工がありそうな部分は組み上げてから貼り込むことにしました。0.1mm厚のウォールナットを対象よりも大きめにカットし、水で溶いた木工用ボンドで貼り付け、上からアイロンで押さえて接着します。ボンドが固まったら余計な部分をナイフやヤスリで取り除きます。場所によっては結構根気が要りました。
2010/11/21(Sun) 01:09:53 [ No.1422 ]
当初カードリーダーは、マナ板背面に背負った5インチベイにスリムドライブといっしょに3.5型タイプのものを詰めようとしていましたが、よりコンパクトなものをピザボックスに付け、空いたベイにはハードディスクを装着することにしました。PT2からのTSデータをそのハードディスクにプール、エンコードデータを下段のリムーバブルに書き込む、という運用を思いついたからです。このカードリーダー、ケーブル直出しではなくミニB接続だったので90度転がして取り付け、ピザボックス天井を貫いて接続しないと収まりませんでした。
スイッチはジャンクキューブから切り出したものです。
正面にもUSBポート。2つのうち一方は、あとでESATAに替えています。USBで電源供給するポータブルタイプの2.5ハードディスクをESATAで接続できるようにするためです。
変なエアフローを要求するビデオカードへの対策として、気流の流れを分離するためのダクトを作ってみました。
2010/11/21(Sun) 01:10:34 [ No.1423 ]
photo上
PSUの固定。この辺の金具は「使うかも」ってノリで買っておいたもの。加えてマナ板にL字の金具を付けてPSU上面を押さえ、暴れないようにしてあります。
photo左下
カードリーダーおよびリムーバブルユニットの固定。カードリーダーはL字角材で。ムーバブルユニットにはL字金具を取り付け、底面から貫通したボルトと蝶ナットで止めています。
photo右下
CPU12Vの通路と共用する、バックパネルホルダーのダボ穴。
2010/11/21(Sun) 01:12:43 [ No.1424 ]
3週間(作業は週末のみ)かかって、ようやく貼り終わり。なんか作業の割りにパッとしない感じだけどキニシナイ。
2010/11/21(Sun) 01:13:27 [ No.1425 ]
いよいよ塗装工程。目標は高級家具みたく「水飴をコーティングした様な」クリア層の奥に木目が見える、ような感じ。いろいろ調べると、ただ良いニスを塗ればいいだけじゃないらしい。いきなりニスを塗っても木が吸い込む一方なので、最初に木の繊維を埋めるストップシーラー、次に平滑を出すサンディングシーラー、最後に光沢を出すニス、と3つの塗装が必要とのこと。カシューというメーカーの品を小分け売りしているショップでネット購入、3種各2液+共通溶剤で16000円!
スプレーガンやエアブラシは持ってないし、買ってもいいけど他に使い道ないので、ハケ塗りで済ませるつもりでした。
2010/11/21(Sun) 01:14:27 [ No.1426 ]
ストップシーラーを塗り、軽くペーパーを掛けた後、サンディングシーラー塗り&ペーパー掛けのセットを3回。この2液硬化式のシーラー、ニオイが強烈でプラモ用の瓶入り接着剤を大量に塗ってるカンジ、堪らず防毒マスク購入。
2010/11/21(Sun) 01:15:09 [ No.1427 ]
シーラーは一晩でカチカチに固まるのでペーパー掛けは心地よく出来るけど、削り粉がハンパない。片栗粉みたいに微細な粉が机じゅう積もりまくり、「体に悪くね?」ということで、余っていた12cmファンや電源を使い、プラダンやアルミアングル材、エアコンホースの化粧ジャバラで集塵装置を作ってみました。ホースの先には水を張ったタッパーがつながっています。ホースは水面に接せず、タッパーには程よい隙間ができる開閉式のフタが付いてます。水面に白い粉が浮いているので、程度はともかく効いていると思われます。
面の全てにペーパーが触り、全面がツヤ消し状態になるまでサンディングシーラー塗り&ペーパー掛けを繰り返すのがセオリーらしいけど、売り物を作っているわけじゃなし、自分が納得する範囲で終了。
2010/11/21(Sun) 01:15:51 [ No.1428 ]
ニス塗り。
細い部分でも意外にハケ目が目立つし、マナ板なんて見るに耐えない出来。溶剤の濃度とか調節しても上手くいかない。ちょっと挫折感。塗り直し3回でとうとう諦め、エアブラシ購入。(一口に塗り直し3回と言っても、塗る度にペーパー掛けや養生とか必要で、週末にしか触らないことに決めていることもあって1週間に1回しか塗れない、つまり塗装に1ヶ月費やしていながら結果がでなかった)
エアブラシといっても高級品ではなく、ガスボンベを使う簡易型です。ベタ吹きなら問題ないと思いました。最初は2液硬化ニスをちゃんと吹けるのか不安で、タンク付きのコンプレッサーとスプレーガンまで考えましたが、ダメ元で買ったそれで充分でした。
2010/11/21(Sun) 01:18:38 [ No.1429 ]
完全硬化後の重ね塗りは良くないらしく、クレーターの様な窪み発生。いたちごっこになり兼ねないので諦める。
やっぱりスプレー肌(みかんの皮みたいな「しじま」模様)や付着してしまったホコリが気になるので、磨き仕上げをすることにしました。なんかね、もう基盤とか2ヶ月ぐらい触ってないし、自作PCというより木工がメインになっているけど、これが終わればいよいよ組み込み。
2010/11/21(Sun) 01:19:22 [ No.1430 ]
試行錯誤の結果、始めに2000番のペーパーで水研ぎ、3000番のコンパウンド掛け、6000番のクロス、ハード1コンパウンド、ハード2コンパウンド、という手順で磨きました。光にかざすと細かいヤスリ目は残ってるけど、パッ見ツルピカだし、あとでワックス系の何かでどうにかなる信じ、よしとしました。
2010/11/21(Sun) 01:20:14 [ No.1431 ]
ケミカル系のみなさん。
こいつらだけでけっこうなケースが買える罠
2010/11/21(Sun) 01:20:55 [ No.1432 ]
ケース完成。あとはいよいよ組み込み!
上段の三角のオーバーハング下側3箇所は開口したままで、そのうち2箇所から吸気する目論見です。
残るバックパネル付近の三角のオーバーハングの開口部は、バックパネルに接続するケーブルの通路になります。扉を開けて接続します。
ネジ固定なしで筐体に組み上がります。
2010/11/21(Sun) 01:21:51 [ No.1433 ]
ピザボックス内への組み込み。
流用したスイッチのコネクタは端子を刺しなおしてピンアサインを変更し、マザーへ一発接続出来るようにしました
2010/11/21(Sun) 01:22:36 [ No.1434 ]
天板やケージを外すとき、それらに付いているファンのコネクタの抜き差しが煩わしいので、それぞれに接点を作りコネクタレス化。ノイズとか出るんだろうか?
2010/11/21(Sun) 01:23:19 [ No.1435 ]
マナ板へパーツ装着。想定していて良かったモジャモジャゾーン。プラグインでもこの有様。
背面ピザボックスに余り物ファンコン。温度センサー接続は省略しました。
2010/11/21(Sun) 01:24:01 [ No.1436 ]
各面にアクリルをスライドイン。塗装で各部が太ったせいで、かなりタイトになってしまい取り外し不可に。
photo右上
ピザボックスとマナ板を固定しているネジは完成後も回せるように、取り外し式のカバーで隠します。
っていうか、マナ板を抜かないとピザボックス側面の各パネルが外せないことが判明。
photo右下
PCIセクションのエアダクト。9cmファンによる吸気とVGAファンによる排気を分断し、VGA支持の役目もしています。
2010/11/21(Sun) 01:25:54 [ No.1437 ]
加飾して完成。この手のパーツを探すのが意外と大変。
まだロールアウトしてないけど、とりあえずコネクタレスのファンはちゃんと回りました。
「うーむ、夢見心地・・・」
2010/11/21(Sun) 01:26:41 [ No.1438 ]